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北欧のダイニングはやわらかい照明の灯りで作られる

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住広ホーム インターデコハウス秋田 ファイナンシャルプランナー 宅地建物取引士 畠山雄大

住広ホーム株式会社(インターデコハウス秋田)
取締役統括部長 畠山 雄大(はたけやま たけひろ)

宅地建物取引士
ファイナンシャルプランナー
住宅ローンアドバイザー

ファイナンシャルプランナーの目線で住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。
いつでもご相談いただければと思います。


こんにちは、ファイナンシャルプランナーの畠山です。

日照時間が短い北欧の国では労働時間が短く、早い時間帯に家に帰って家族で過ごす時間を大切にしています。そのため、家族揃って食事をするダイニングは特別な場所と言えるでしょう。温かい料理が並べられたダイニングテーブル。それをやわらかな灯りで優しく包みこむように照らす照明。どちらもゆったりとくつろげる空間を演出してくれる大切な存在です。

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木の質感とディテールにこだわったダイニングテーブル

豊かな自然に恵まれ、さまざまな家具で木材を用いたデザインが発達してきた北欧。椅子もそうですが、ダイニングテーブルにも木目の美しさや木の加工技術など、木の良さが発揮されています。

北欧インテリアのダイニングテーブルは大まかに2つのタイプに分けられます。1つは太めの木材を使ったしっかりとしたテーブル。もう1つは木材加工を施して脚を細くしたテーブル。木材を知り尽くした職人の加工技術により、今までにない脚の細い優美な北欧スタイルのダイニングテーブルが生まれました。

また、形も丸いデザインのテーブルは人気が高いです。丸テーブルですと、通常真ん中に太い脚が一本というデザインが多いですよね。北欧の丸テーブルは、脚を細くする技術によって真ん中ではなく円周に沿って4本の脚がついたデザインを可能にしています。

アルヴァ・アアルトの記事でも「アアルトレッグ」という曲げ技法について触れましたが、 北欧インテリアには「曲げ木」と呼ばれる木の加工が多く用いられているのが特徴です。快適に過ごすために身体にフィットするように加工されたデザインが多いのですが、ダイニングテーブルでは脚に使われることが多く、木の質感を大切にしながら、見た目の美しさや存在感もしっかり感じられる北欧らしいデザインに仕上がっています。

"食事"という大切な時間を毎日過ごす場所(ダイニングテーブル)だからこそ、質感、快適性、デザイン性など作り手のこだわりが伝わってきますね。

ダイニングには雰囲気のあるペンダントライト

北欧の照明は、部屋全体を明るく照らす日本のものとは違い、温かみのある色でほんわかやわらかく灯してくれるのが特徴です。デザイン性が高く、おしゃれなものが多く、シンプルな北欧インテリアとの相性も抜群です。

ダイニングには食事がおいしく見えるような雰囲気のある照明であることが望ましく、広く部屋全体を照らすシーリングライトよりも、部分的にダイニングテーブルを程よい明るさで照らすペンダントライトが多く用いられています。

ここでシーリングライトとペンダントライトの特徴について少し触れておきます。

シーリングライト

天井に直接取り付けるため、部屋がすっきりして見えます。高い位置から部屋全体をまんべんなく明るく照らす実用的なライトで、一般的にはリビングなどに設置されることが多いです。くせのないデザインのものが多く、どの部屋にも合わせられます。

ペンダントライト

天井から吊り下げるタイプの照明で、一点を強く照らす性質があるため、照らされるものの陰影がはっきりします。高さの調整ができ、視界にも入りやすいため、デザイン・素材・大きさなどによって部屋の雰囲気も変わります。インテリア要素が強いので、ダイニングや寝室など、部屋の中でもアクセントを付けたい場所に設置されることが多いです。

低めに吊るすのが北欧スタイル

ペンダントライトの適正な高さって知っていますか?北欧ではテーブルから60~65cmとされているそうです。「えっ、低いのでは?」と思ってしまうかもしれません。でも、ペンダントライトはこの高さがポイントになります。

この高さですと、実際に食事をする時や座って会話する時に邪魔になるということはありません。それよりも自然と視界に入りやすく、見た目にも美しい印象を与えてくれます。手元がしっかり照らされる明るさなので、テーブルの料理もよりおいしそうに引き立ちます。

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また、低い位置に設置することが多いため、北欧照明は目線が近くても眩しいと感じないように機能面も考慮されたデザインになっています。デザインの美しさはもちろんですが、取り付ける高さもおしゃれな北欧スタイルを作るための大切な要素と言えますね。

北欧照明を代表するブランド「ルイス・ポールセン」

北欧の照明といえば、「ルイス・ポールセン」があげられます。1874年に創業したデンマークの照明器具メーカーで、多くのデザイナーと名作照明を生み出してきました。どの製品にもストーリーがあり、良質で機能的な光へのこだわりが詰まったシンプルで美しいデザインが特徴です。しっかりとした存在感を醸しながらも、空間に程よくなじみ、北欧インテリアとの相性もよく、世界中で愛されているブランドです。

ポール・へニングセン

ルイス・ポールセンを代表するデザイナーのポール・へニングセン。キャリアのスタートは伝統的な機能主義建築からでしたが、次第に照明分野に興味を持つようになっていきます。1925年からルイス・ポールセン社とのパートナーシップが開始。人や物、空間を質の高い光でどうやって自然に美しく照らすか、ということを追求し続けながら、生涯で数百点以上もの照明をデザインし、「近代照明の父」と呼ばれています。

彼が提唱していた「影と光、グレア(眩しさ)、光による色の再現、光の特性を人間の福利に結びつくように利用すること」は、今もルイス・ポールセン社が実践するライティング・セオリーの基礎となっています

へニングセンがデザインした名作照明

■『PH5』

1958年に発表された不朽の名作で、世界的に最も有名なペンダントライトの一つです。「対数螺旋」という独特のカーブをつけた大きさの異なる3枚のシェードと、内側の反射板が緻密な光学設計に基づき精巧に組み合わせられ、電球全体を包むようなデザインになっています。そのため、光源の眩しさを全く感じさせません。

また、ポール・へニングセンは一日のうちで最も光が美しくなる黄昏時が過ごしやすくなるよう、この照明で「暖かみと爽やかさを併せ持つトーン」の光を作りだそうとしました。

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比較的強く感じやすい黄色と緑の光を弱め、器具の内側、反射板には感度が低い赤や青を彩色することで人間の目の感度変化にも対応しています。やわらかい反射光を引き出すために、シェードの下側にはマットホワイト塗装も施されています。

■『PHアーティチョーク』

1958年にコペンハーゲンのランエリーニュ・パヴィリオンのためにデザインしたポール・へニングセンの代表作。72枚のシェードが連なるような印象的デザインはその名のとおり、西洋野菜のアーティチョークの蕾を思わせます。また、その見た目から別名「松ぼっくり」とも言われています。

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72枚のシェードすべてに正確に光があたることで生まれる、照明器具を照らす間接光と、グレア(眩しさ)のないやわらかな光によって、室内が優しく包まれるようです。存在感のあるデザイン性で点灯している時も消灯している時も、趣の違う美しさを楽しめるのが魅力です。

まとめ

北欧スタイルのダイニングに照明がどれほど大切な存在であるか、また設置する高さも重要なポイントであることがわかりました。北欧テイストのおしゃれな部屋に憧れている方は照明を変えてみるだけでも、印象ががらっと変わっていいかもしれませんね。

インターデコハウスでは、北欧スタイルを叶えられる家「Luonto(ルオント)」「Helmi(ヘルミ)」を商品ラインナップでご案内しています。

北欧に興味を持たれた方はぜひご覧になってみてください。

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