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北欧 北欧住宅

永く住み継がれていく北欧住宅の魅力

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北欧の住宅寿命はとても長く、平均75年と言われています。100年、200年以上前に建てられた家の多くも今なお住み継がれています。北欧の冬の厳しい環境において、快適に過ごすために必要不可欠な家。

長く愛され続けるには、構造、気密・断熱性、自然素材、エコ、デザインといった要素のバランスがとれていることがとても重要になります。それぞれのポイントをおさえながら、北欧住宅の魅力を探ってみたいと思います。

日本の住宅との違い

冒頭で書いたように、メンテナンスをして永く住み継いでいく北欧。それに対して日本の住宅寿命は20~30年。同じ家なのに、なぜここまで違いがあるのでしょうか。北欧と日本では家に対する考え方がそもそも違います。

第二次世界大戦後、復興を目指す日本は産業を再生させて国民の所得を上げ、各個人で家を購入してもらうという政策をとりました。結果、安価で大量生産できる施工しやすい建材を使い、数多くの家が建てられました。

この建材というのが新素材や新製法で従来のものと同じ見た目や機能で作られた人工建材で、こうした建材で建てられた家はメンテナンスがしにくく、建てた後は劣化していきます。 当時の家は性能にあまりこだわらない家が多く、住み継ぐよりも建て替えることが多かったようです。

そういった昔からの「建て替え」意識が今も根付いているため、日本では古い家よりも新築の方が価値が高いと考える傾向にあります。

一方、北欧で使われるのは質の高い天然素材です。豊かな森林を守るために計画的に伐採されたクオリティの高い木材が使われています。素材へのこだわりが強いため、人工物はできるだけ使いません。本物の素材だからこそ得られる経年変化や風合いを大切にし、自分たちでメンテナンスを繰り返し、愛着を持って親から子へと代々住み継いでいきます。

そのようにして長く使い続けられる家は、年月を重ねるごとに赴きが増し、品質の良い家と評価され価値が高まります。新築の時よりも高値で売買されるような物件も多く存在するのです。

もう一つ、家に掛けるお金の価値観も日本とは違うようです。マイホームを住み継いでいくことで、自分たちの子どもや孫たちは家に掛かるお金を趣味など別のことに使えるようになるという考えから、"家にあまりお金を掛けたくない"という価値観を持っている方が多いようです。

北欧住宅の特徴

自然と調和する外観

北欧住宅の特徴として挙げられるのは、シンプルでモダンな外観。積雪量が多いため、急勾配の大きな三角屋根、太陽の光を室内に効率的に取り入れるための大きな窓。白く縁取られたドーマー(屋根窓)も北欧ではよく見られます。素材はもちろん、天然の無垢材が多く使われています。家具と同様にシンプル&ナチュラルといった印象を受けるものが多いようです。 15432328d752e7c1f934767b5acdafdf_s.jpg

外壁の素材としては、一階部分を重厚感のある木材、二階部分は縦張りのサイディングと素材を使い分けたり、色も一階がブラウンなら二階はホワイトにしてツートンカラーにするなどデザイン性の高いものになっていて、センスの良さが感じられます。外観にはホワイト、ブラウン、ブルーといった自然になじみやすい色や、すっきりとした印象のモダンなカラーが好まれているようです。 _18C0284.JPG

こうしたデザインは永く住み継ぐために普遍的であることが必要不可欠です。建てた当時の流行りに合わせた奇抜なデザインなどでは、その時におしゃれで洗練されたデザインであっても、時間の経過とともに廃りが生じてしまうことがあります。また、そういったデザインですと人によって好き嫌いがはっきりしやすいので、万人受けするようなシンプルなデザインがいいのかもしれませんね。

厳しい冬でもエコで快適な住空間

北欧住宅は、厳しい冬を快適に過ごすために非常に高性能な高気密高断熱住宅です。冬だけでなく、夏も外気の熱風を取り込みにくく快適に過ごせます。

デンマークでは、外壁に断熱材を施工する外断熱が基本です。外断熱により気密性が大幅に向上し、冷気と高熱から守ってくれます。室内にも調湿機能と断熱性能に優れた天然素材がふんだんに使われていますが、北欧では内側も断熱して、室内で他より低い温度となる部分を作らないように設計しているそうです。

窓には二重窓や三層ガラスの窓が採用されています。ガラスに挟まれた空気層によって室内の温度が効率良く保たれます。冬には結露対策にも有効です。

断熱性や気密性に加え、換気も大切です。計画換気システムを設置し、外部から取り入れた新鮮な空気と汚染空気を効率よく循環させ、カビやダニの発生を防いだり、ハウスダストなどのアレルギーも抑えています。スウェーデンでは日本よりもずっと早くに24時間換気システムが義務化されていたようです。

デンマークでは、1980年代に起こったオイルショック以降、建物の断熱性を上げ、窓の性能も大きく向上しました。建築基準法も年々厳しくなり、今では各家にも家電のようにエネルギーラベルが表示されているほどだそうです。

まとめ

北欧では、豊かな自然環境を維持するための省エネルギーに対する意識が高く、それが家づくりにも強く影響しています。その上で自分たちが快適に過ごすための工夫もしっかり施されています。

短期間で建て替えて大量の建築廃材を出すよりも、最初から長持ちする品質の良い家を建てて、経年美を楽しみながら愛着を持って永く住むことのほうが何よりもエコですね。

当社にはデザインや性能で評価の高い北欧の住宅をお手本に私たち日本の環境や暮らしやすさに合わせて開発した北欧スタイルの家Luonto(ルオント)Helmi(ヘルミ)があります。

「Luonto(ルオント)」はホワイト×ブルーグレーのツートンカラーが目を引くスタイリッシュな外観です。モデルプランではたくさんの光を取り込む大きな窓を設けたホールウェイやセカンドリビングとして活用できる広いウッドデッキが特徴です。素材にもこだわり。ヴィンテージ加工を施した無垢のフロアやホワイト塗装したブリックなどが使われています。(オプション含む) LNT-N-31A.jpg

「Helmi(ヘルミ)」はまっしろのシンプルな外観ですが、一階と二階部分で使用部材を変えていたり、玄関部分の壁にアクセントカラーを入れるなど細かいディテールにこだわっています。木のぬくもり感じるナチュラルテイストの室内に北欧カラーやモダンなデザインの家具や照明、ファブリックを合わせれば北欧スタイルの完成です。 HLM_N_外観.jpg

どちらも商品ラインナップでご紹介しています。 ぜひご覧になってみてください。

北欧

北欧のダイニングはやわらかい照明の灯りで作られる

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日照時間が短い北欧の国では労働時間が短く、早い時間帯に家に帰って家族で過ごす時間を大切にしています。そのため、家族揃って食事をするダイニングは特別な場所と言えるでしょう。温かい料理が並べられたダイニングテーブル。それをやわらかな灯りで優しく包みこむように照らす照明。どちらもゆったりとくつろげる空間を演出してくれる大切な存在です。

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木の質感とディテールにこだわったダイニングテーブル

豊かな自然に恵まれ、さまざまな家具で木材を用いたデザインが発達してきた北欧。椅子もそうですが、ダイニングテーブルにも木目の美しさや木の加工技術など、木の良さが発揮されています。

北欧インテリアのダイニングテーブルは大まかに2つのタイプに分けられます。1つは太めの木材を使ったしっかりとしたテーブル。もう1つは木材加工を施して脚を細くしたテーブル。木材を知り尽くした職人の加工技術により、今までにない脚の細い優美な北欧スタイルのダイニングテーブルが生まれました。

また、形も丸いデザインのテーブルは人気が高いです。丸テーブルですと、通常真ん中に太い脚が一本というデザインが多いですよね。北欧の丸テーブルは、脚を細くする技術によって真ん中ではなく円周に沿って4本の脚がついたデザインを可能にしています。

アルヴァ・アアルトの記事でも「アアルトレッグ」という曲げ技法について触れましたが、 北欧インテリアには「曲げ木」と呼ばれる木の加工が多く用いられているのが特徴です。快適に過ごすために身体にフィットするように加工されたデザインが多いのですが、ダイニングテーブルでは脚に使われることが多く、木の質感を大切にしながら、見た目の美しさや存在感もしっかり感じられる北欧らしいデザインに仕上がっています。

"食事"という大切な時間を毎日過ごす場所(ダイニングテーブル)だからこそ、質感、快適性、デザイン性など作り手のこだわりが伝わってきますね。

ダイニングには雰囲気のあるペンダントライト

北欧の照明は、部屋全体を明るく照らす日本のものとは違い、温かみのある色でほんわかやわらかく灯してくれるのが特徴です。デザイン性が高く、おしゃれなものが多く、シンプルな北欧インテリアとの相性も抜群です。

ダイニングには食事がおいしく見えるような雰囲気のある照明であることが望ましく、広く部屋全体を照らすシーリングライトよりも、部分的にダイニングテーブルを程よい明るさで照らすペンダントライトが多く用いられています。

ここでシーリングライトとペンダントライトの特徴について少し触れておきます。

シーリングライト

天井に直接取り付けるため、部屋がすっきりして見えます。高い位置から部屋全体をまんべんなく明るく照らす実用的なライトで、一般的にはリビングなどに設置されることが多いです。くせのないデザインのものが多く、どの部屋にも合わせられます。

ペンダントライト

天井から吊り下げるタイプの照明で、一点を強く照らす性質があるため、照らされるものの陰影がはっきりします。高さの調整ができ、視界にも入りやすいため、デザイン・素材・大きさなどによって部屋の雰囲気も変わります。インテリア要素が強いので、ダイニングや寝室など、部屋の中でもアクセントを付けたい場所に設置されることが多いです。

低めに吊るすのが北欧スタイル

ペンダントライトの適正な高さって知っていますか?北欧ではテーブルから60~65cmとされているそうです。「えっ、低いのでは?」と思ってしまうかもしれません。でも、ペンダントライトはこの高さがポイントになります。

この高さですと、実際に食事をする時や座って会話する時に邪魔になるということはありません。それよりも自然と視界に入りやすく、見た目にも美しい印象を与えてくれます。手元がしっかり照らされる明るさなので、テーブルの料理もよりおいしそうに引き立ちます。

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また、低い位置に設置することが多いため、北欧照明は目線が近くても眩しいと感じないように機能面も考慮されたデザインになっています。デザインの美しさはもちろんですが、取り付ける高さもおしゃれな北欧スタイルを作るための大切な要素と言えますね。

北欧照明を代表するブランド「ルイス・ポールセン」

北欧の照明といえば、「ルイス・ポールセン」があげられます。1874年に創業したデンマークの照明器具メーカーで、多くのデザイナーと名作照明を生み出してきました。どの製品にもストーリーがあり、良質で機能的な光へのこだわりが詰まったシンプルで美しいデザインが特徴です。しっかりとした存在感を醸しながらも、空間に程よくなじみ、北欧インテリアとの相性もよく、世界中で愛されているブランドです。

ポール・へニングセン

ルイス・ポールセンを代表するデザイナーのポール・へニングセン。キャリアのスタートは伝統的な機能主義建築からでしたが、次第に照明分野に興味を持つようになっていきます。1925年からルイス・ポールセン社とのパートナーシップが開始。人や物、空間を質の高い光でどうやって自然に美しく照らすか、ということを追求し続けながら、生涯で数百点以上もの照明をデザインし、「近代照明の父」と呼ばれています。

彼が提唱していた「影と光、グレア(眩しさ)、光による色の再現、光の特性を人間の福利に結びつくように利用すること」は、今もルイス・ポールセン社が実践するライティング・セオリーの基礎となっています

へニングセンがデザインした名作照明

■『PH5』

1958年に発表された不朽の名作で、世界的に最も有名なペンダントライトの一つです。「対数螺旋」という独特のカーブをつけた大きさの異なる3枚のシェードと、内側の反射板が緻密な光学設計に基づき精巧に組み合わせられ、電球全体を包むようなデザインになっています。そのため、光源の眩しさを全く感じさせません。

また、ポール・へニングセンは一日のうちで最も光が美しくなる黄昏時が過ごしやすくなるよう、この照明で「暖かみと爽やかさを併せ持つトーン」の光を作りだそうとしました。

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比較的強く感じやすい黄色と緑の光を弱め、器具の内側、反射板には感度が低い赤や青を彩色することで人間の目の感度変化にも対応しています。やわらかい反射光を引き出すために、シェードの下側にはマットホワイト塗装も施されています。

■『PHアーティチョーク』

1958年にコペンハーゲンのランエリーニュ・パヴィリオンのためにデザインしたポール・へニングセンの代表作。72枚のシェードが連なるような印象的デザインはその名のとおり、西洋野菜のアーティチョークの蕾を思わせます。また、その見た目から別名「松ぼっくり」とも言われています。

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72枚のシェードすべてに正確に光があたることで生まれる、照明器具を照らす間接光と、グレア(眩しさ)のないやわらかな光によって、室内が優しく包まれるようです。存在感のあるデザイン性で点灯している時も消灯している時も、趣の違う美しさを楽しめるのが魅力です。

まとめ

北欧スタイルのダイニングに照明がどれほど大切な存在であるか、また設置する高さも重要なポイントであることがわかりました。北欧テイストのおしゃれな部屋に憧れている方は照明を変えてみるだけでも、印象ががらっと変わっていいかもしれませんね。

インターデコハウスでは、北欧スタイルを叶えられる家「Luonto(ルオント)」「Helmi(ヘルミ)」を商品ラインナップでご案内しています。

北欧に興味を持たれた方はぜひご覧になってみてください。

北欧家具

素材や色・柄で楽しむ北欧のインテリア小物

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日本でも人気のおしゃれでスタイリッシュな北欧インテリア。

カラフルでかわいい柄のインテリア小物。どちらもほっこりくつろげる北欧スタイルの部屋づくりに欠かせないアイテムです。

北欧スタイルのインテリアや小物のポイントをおさえておきましょう。

北欧インテリアと小物の特徴

北欧のインテリアは基本的に「シンプル&ナチュラル」。機能主義の考え方の影響を受けて、使いやすく合理的かつシンプルなデザインなのですが、ナチュラルな素材を取り入れているので、どこか温かみが感じられるのが特徴です。

また、インテリアの色合いは白やモノトーンをベースにすることが多く、そこにかわいい柄やビビッドな色を使ったデザイン性の高い小物をプラスして、空間にアクセントを効かせるのが北欧スタイルです。

冬の寒さが厳しく暗い時期が長い北欧の小物において、 "色"はとても重要な要素の一つです。日照時間が少なく、家で過ごす時間が長くなりがちな北欧では、カラフルな色や楽しいモチーフを上手に取り入れ、家の中を明るく楽しく快適に過ごせるようにしています。室内を北欧スタイルにコーディネートする場合、おしゃれにまとまるかどうかはこの色使いがポイントにもなります。

豊かな自然に囲まれた北欧では、物づくりにおいても自然を大切にしています。それはファブリックや食器類などインテリア小物のデザインにお花や葉っぱ、木などの有機的なモチーフが多く見られることからもわかります。木の家具との相性も抜群ですよね。

おしゃれな北欧スタイルに欠かせないインテリア小物をいくつか取り上げてみたいと思います。

アートのように楽しむファブリックパネル

北欧のファブリックはマリメッコ、アルテック、リサ・ラーソンなど日本でも人気のブランドが数多くあります。デザインが豊富で、色も鮮やかなものからシックなものまで幅広く、季節や気分によって模様替えして楽しむそうです。

カーテンやクッション、テーブルクロスなどでの使い方はもちろんですが、北欧ではファブリックをパネルに仕立て、アートのように飾って空間のアクセントとして楽しみます。フレームがない分、すっきりして見えますし、ファブリックの素材感も伝わります。

ファブリックパネルは価格が手頃な上、軽量で大きさも融通が利くので、飾る場所を選ばず、気軽に架け替えることができるのも魅力です。壁面の大きさによっては2連3連にしてみたり、カーテンやクッションなど他のファブリックの色や柄とのコーディネーションも楽しむことができます。

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収納用品に欠かせない白樺かご

フィンランドやスウェーデンの民芸品のひとつに白樺雑貨があります。コースターやオーナメント、アクセサリーなど、すべて職人の手によって丁寧に作られています。白樺の樹皮は初夏の限られた時期にしか採ることができず、貴重なものとなっています。

油分が多く耐久性に優れている白樺。その樹皮で作られた白樺かごは、しなやかでとても丈夫です。そして軽くて扱いやすいため、ベリーやきのこの収穫、サウナの薪を運ぶ道具として昔から使われてきました。使いこむほどに色艶に深みが増していき、長く愛用できるのも魅力のひとつです。

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ひとつだけ置くよりも、同じ素材の収納用品をいくつか揃えることで素朴な風合いの温かみが増し、とても心地よく落ち着ける空間になります。また、北欧デザインのファブリックとの相性も良いので、カバーをさりげなく被せておくだけで生活感がなくなり、より一層おしゃれ感が増します。

光のモビール、ヒンメリ

北欧では、太陽が復活する新しい年の始まりとして冬至を祝う習慣がありました。太陽と豊穣のシンボルとされた麦藁の装飾を祀ることで、その年の豊穣を祈願していたそうです。その冬至祭「ヨウル」の装飾品として作られていたのがヒンメリです。

八面体を基本形にし、麦藁の長さや組み合わせ方によって大きさや形に変化を持たせるのが特徴です。現在では、幸運のお守りとしてクリスマスや結婚式などの装飾品につかわれています。

大小さまざまなパーツの組み合わせでできた複雑な形と繊細なフォルム。天井や壁に映し出される影が幻想的な雰囲気を作り出して楽しませてくれます。また、入れ子状にして観葉植物と組み合わせることもできたりと空間をおしゃれに演出してくれるヒンメリは北欧インテリアアイテムとして人気です。

幸せを運ぶ馬、ダーラナホース

スウェーデン・ダーラナ地方発祥の伝統工芸品で、起源は400年前。木こりの人たちが仕事終わりに、余った木材で作ったことがきっかけで誕生したと言われています。次第に子どものおもちゃとして定着。1939年の万国博覧会をきっかけに「幸せを運んでくれる馬」として世界的に知られるようになりました。今では、結婚祝いや出産祝いなど、お祝い事のギフトとして贈られています。

ペイントは熟練の職人さんによって、ひとつひとつ手作業で描かれており、その技術は長い間受け継がれています。

木の素材と素朴なフォルム、手彫りのあたたかみのあるやさしい印象で、部屋に置くだけでほっこりと和ませてくれる北欧アイテムです。

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食卓を彩る北欧食器

お家で過ごす時間を心地よくするには毎日使う食器選びも重要です。少しでも明るい気持ちで過ごせるようにとデザインされた北欧食器は、シンプルかつ華やか。そして機能性や実用性も備えていて、飽きのこないのが魅力です。

フィンランドのブランド「アラビア」では、華やかな絵柄で料理を豪華に見栄えさせてくれる「パラティッシ」シリーズや、畳のような模様と淡いブルーでおにぎりでもサラダでも引き立たせてくれる「アベック」シリーズなどがあり、世界中から人気を集めています。

同じくフィンランドのガラス製品で有名なブランド「イッタラ」。1881年にフィンランド南西部のイッタラという小さな村に建てられたガラス工房がはじまりだそうです。毎日の生活に使いやすいようにと、シンプルながら機能性も追求した作りになっています。無鉛でできているのも特徴で、人にも環境にもやさしい製品です。

1932年に誕生した「アイノ・アアルト」シリーズは80年以上経った今でも世界中で愛される定番グラス。水の波紋のようなシンプルで美しいデザイン、収納時は重ねられるという優れものです。

あたたかい料理にぴったり、食事を楽しく彩る北欧食器。ホームパーティが多い北欧では食器を並べるだけでも素敵なおもてなしになりそうですね。

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まとめ

北欧のインテリア小物には日々の暮らしを心地よく楽しくしてくれるものがたくさん溢れていますね。多くの人を魅了し、世界中から愛される理由がわかります。私たちの暮らしにも、北欧インテリアのポイントをおさえて上手に小物を取り入れれば、ほっこり癒される北欧スタイルに近づけるかもしれませんね。

インターデコハウスで北欧スタイルを叶えられる家「Luonto(ルオント)」「Helmi(ヘルミ)」については商品ラインナップでご案内しています。北欧に興味を持たれた方はぜひご覧になってみてください。

北欧

北欧モダニズム建築の巨匠、アルヴァ・アアルト

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北欧建築様式のひとつに「北欧モダニズム」があります。第一次世界大戦期から1920年代にかけての「北欧古典主義」時代を経て、1930年頃から本格的に北欧にもたらされたモダニズム建築。機能主義の理念を取り入れつつ、そこに自由な表現で個性が加えられていきました。

北欧モダニズムには「自然とのつながりを大切にする」「異質な要素と対立せず融合していく」「気品ある優しさを優先する」といった特徴が見られます。

その北欧モダニズムの礎を築いたとされるのがフィンランドのアルヴァ・アアルト、スウェーデンのフィン・ユール、デンマークのアルネ・ヤコブセン。建築界の巨匠であるこの3人に共通するのは自然を愛し大切にし、その心地よさが感じられる建物や家具を作り上げてきたことです。その中の一人、アルヴァ・アアルトについて、代表作品と合わせてご紹介していきたいと思います。

モダニズムの父、アルヴァ・アアルト

アルヴァ・アアルトはモダニズム建築を語る上で欠かせないほど影響力のあった世界的に有名なフィンランドの建築家兼デザイナーです。建築はもちろんですが、都市計画や北欧インテリアに欠かせない名作家具まで手掛け、モダニズムの父とも呼ばれていました。

昨年2018年に生誕120周年を迎え、日本でも本格的な回顧展が行われたのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

アアルトは、自然の世界を讃えることでさらに人間味のある社会を創造できると信じ、フィンランドの豊かな自然から色や形のヒントを得ていたと言われています。そのため、アアルトのデザインには自然との調和や自然の有機的な形状を活かしたものが多く見られます。

また、特に光の設計にこだわりがあり、自然光と人工照明とのバランスについて研究を重ねていたそうです。

1935年には、奥様のアイノ・アアルトを含む3人のデザイナーたちと北欧を代表する家具ブランド「アルテック」を立ち上げました。

アアルトの家具には「アアルトレッグ」と呼ばれる曲げ技法が用いられています。これはフィンランドに多く自生する樺の木を活用するために開発されたもので、アアルトレッグによって強度のある安定した家具が作られるようになったそうです。

完成されたシックでモダンな造形美と自然のぬくもりが感じられる作品は、時代や国を超えて今なお広く愛され続けています。

アルヴァ・アアルトの代表的建築物

パイミオ・サナトリウム

結核患者のための療養施設で、アアルトの建築人生初期の傑作とも呼ばれる建物です。 医療施設の設計をしたことがなかったアアルトですが、自身が設計中に病院に入院した経験から、患者視点の療養所を建てることができたそうです。

入院患者の心を少しでも癒したいという想いで、バルコニーからは周りの静かな森の風景が見渡せるように設計されています。施設で使用する家具や照明器具、洗面陶器や扉の取っ手などもアアルトによって設計されました。

マイレア邸

1937年着工、39年に竣工。アアルトがクライアントのために建てた最初の作品で、20世紀住宅建築の傑作のひとつとされています。クライアントはアアルトが手がける家具ブランド「アルテック」の出資者であるグリクセン夫婦。

貴族階級の住宅に使われていた北欧的L字型デザインを取り入れ、プライベートな屋外空間にはプールとサウナ小屋を設けました。木立の間の白い箱のような家がモダンながらいかにも北欧らしいデザインで目を引きます。2階に並ぶ斜めになった窓も印象的です。

室内の大きな窓からは外の風景が楽しめます。また、居間とエントランスと食堂をゆるやかに分節する木製のルーバーがあり、階段もこの丸棒で覆われています。日本の竹をモチーフにしたそうで、アアルトは外の自然との繋がりを大切にし、室内にも森のイメージを取り入れたのです。窓から見える景色と見事に調和がとれ、外との繋がりが感じられる作りになっています。

また、細部の造形には竹や障子を採用したり、柱に藤を巻くなど日本の伝統建築の特色を活かしたデザインも見られます。扉は引き戸が多く活用されています。

自邸

ヘルシンキ都市部から少し離れた閑静で緑豊かな住宅地にある自邸は、奥様アイノ・アアルトとの共同作品で、1936年に建てられました。暮らしていた当時そのままに今も大切に保存されていますが、古臭さを感じさせないモダンな空間に、機能的で、シンプルで、美しい北欧の家らしい魅力が凝縮されています。

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白塗りのレンガとダークブラウンの木張りの壁でこじんまりとした佇まいです。間伐材などの安価な木材を使って建てられた典型的なフィンランドの家と言えます。暖かくなると這うように伸びた蔦に覆われ、まるで植物と一体化しているような印象を受けます。

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もともと自宅には製図デスクが並んだミニスタジオが併設されていました。アアルトの作業机もそのまま残っています。スタジオの屋根はハイサイドの窓から入る太陽の光を、くまなく室内に反射させるようにV字型になっているそうです。

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スタジオとリビングの間仕切りには、大きな木製の引き戸が使われています。そうすることで仕事場と生活の場の敷居をなくし、空間につながりを持たせていました。

木製の壁やインテリアで自然のぬくもりが感じられる室内は、大きな窓から見える外の景色ともよくなじみ、ほっと落ち着ける空間です。窓辺には観葉植物が並べられ、外の自然と中の暮らしの間に繋がりを持たせています。

自邸で使われていた家具や照明などもアアルト自身でデザインしたものがほとんど。存在感のある名作家具が揃ったリビングは、まさに北欧インテリアのお手本です。

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アトリエ

自邸から15分ほど歩いていくと、住宅街に真っ白な建物が現れます。自宅併設のミニスタジオが手狭になり、新たに建てられたアトリエです。室内も白を基調にしたデザインです。

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1階には、ミニ展示スペースと食堂があり、2階が作業場になります。手描きで製図していた当時の道具や、アアルト事務所が手がけたプロジェクトの展示・模型などを見ることができます。

アトリエにはさまざまなデザインのランプが垂れ下がっていたり、あらゆるデザインの椅子が置き並べられた、比較検討するための実験スペースもあります。

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製図室はミニスタジオの時と同じように傾斜のついた屋根で、窓から取り込んだ光を反射して手元を明るく照らす工夫がされています。ここにも光へのこだわりが見られますね。

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まとめ

ここでご紹介した以外にも、自国の木材をふんだんに使って自然とモダニズムをうまく融合させた教会や大学、図書館など多くの建築物が残されており、フィンランドの至るところで目にすることができます。

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北欧に興味を持たれた方はぜひご覧になってみてください。

北欧

北欧のライフスタイル「ヒュッゲ」のシンプルで心地よい暮らし

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北欧のライフスタイルを象徴する「HYGEE(ヒュッゲ)」という言葉を知っていますか?

ヒュッゲとはデンマークで寒く長い冬を快適に過ごすための知恵として古くから親しまれてきた文化の一つで、デンマーク人の時間の過ごし方や心の持ち方を表す言葉です。

心の底からリラックスしてほっとくつろげる心地よい時間だったり、そんな時間を過ごすことで生まれる幸福感や充実感だったり、暮らしを楽しむ姿勢などがこの言葉には含まれています。

ヒュッゲとは

この「ヒュッゲ」が今、欧米でも注目され、ブームになっているそうです。お金で手に入るものでも、誰かにつくってもらえるものでもなく、日々の暮らしの中で小さな幸せを見つけて楽しむ、大切にするというデンマーク発祥のライフスタイルとはどんなものでしょうか。

例えば...

  • 暖炉の火を囲いながら、ホットワインを飲んで家族と談笑する。
  • キャンドルを灯して食事を楽しむ。
  • 自宅でパンを焼いたり、ゆっくり料理をする。
  • こだわりのインテリアに囲まれて、静かに読書する。
  • 何もせずにゆっくり過ごす。

寒く厳しい冬の期間が長く、日照時間が短いデンマークでは必然的に家で過ごす時間が長くなります。だからこそ、その時間を心地よく快適に過ごすスタイルが生まれたのでしょうね。

私たちから見ると素敵な暮らしで憧れてしまいますが、デンマークの人にとってはまったく特別なことではなく、ごく当たり前の日常なのです。こうしたことも幸福度ランキングで上位にランクインする要因のひとつになっているように思います。

デンマークでは家族はもちろん、友人や隣人との繋がり、人との絆をとても大切にしています。そのため友人や近隣の人を招いてのホームパーティもよく開くそうですが、この時も飾らず、気取らず、素のまま。

ゲストも「お客様扱い」はせず、最初から一緒に料理をするのがふつう。お互いに気を遣わずに楽しめますね。

ヒュッゲな空間に欠かせないのがキャンドルです。デンマークはキャンドル消費率が世界1位の国でもあり、昼夜問わずにキャンドルを灯す習慣があります。食卓だけでなく玄関やリビング、寝室などでも使われており、生活の一部としてなくてはならないものになっています。

キャンドルには温かい雰囲気を演出してくれるだけでなく、マイナスイオンの発生や香りによって癒しを与えてくれます。キャンドルの炎を見ているととても心地よく感じるのはそのせいなんですね。

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シンプルでミニマムな暮らし

デンマーク人は余計な物を持たず、必要な物を必要な分だけ持つミニマリストです。それは不要なものを全て捨てるということではなく、自分が必要で大切だと思う物はたとえ古くなっても愛着を持って長く大切に使います。

家の広さは日本とほぼ変わりませんが、物が少ない分、スッキリしていて広く感じられます。 物が多いと整理整頓に時間がかかったり、必要なものを見つけるのに時間がかかったり、部屋を片付けなくちゃと思うことにストレスを感じてしまいますよね。

余計な物を持たずに物を減らすことで本当に大切なものがわかり、ストレスのない生活が送れる、そういう考え方が浸透しているようです。考え方もいたってシンプルです。

デンマーク人は家にいる時間が長く、家にいる時間を大切にしているので、家具へのこだわりは強いようです。特に自分にとっていちばんリラックスできる場所となる「マイチェア」へのこだわりは別格。

気に入った椅子を見つけてもすぐに購入するのではなく、何度も何度もお店に通い、長い時間をかけてじっくり選びます。家に置いた椅子をしっかりとイメージできてようやく購入に至るほど。

高い物であっても本当に必要な物にはお金をかけ、とても大切に長く使い、そして代々受け継いでいきます。

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無駄をなくし、自分が好きなものを選りすぐって暮らすことや、物に愛着を持ち、長く大切に使うことで心地よい空間や時間をつくっていく。物へのこだわりにもヒュッゲが感じられますね。

心地よい空間をつくる家具やインテリア

「家とは人が集い、人を招く場所」。だから家の中を心地よい空間にするための工夫がみられます。例えば窓。日照時間が短い北欧では、大きな窓は貴重な太陽の光を取り込むための大切な存在ですが、もう一つ、家の外と中をつなぐ役割もあるそうです。

外から中、中から外が見えるようにカーテンはなくていいと考える人が多く、外から見える窓辺には季節の植物やお気に入りの小物を飾ったり、子どもの工作を並べたりするそうですよ。

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デンマークの家具の特徴は機能的で心が落ち着く温かみのあるデザインです。また、シンプルで飽きのこないデザインでありながら、経年変化も楽しめる家具が多いのも特徴の一つです。木材資源に恵まれている北欧では、木製家具がマストアイテムです。

日照時間が少ないデンマークでは、部屋を明るく見せるため、フローリングや壁は明るい白色でまとめられていることが多いようです。そんな部屋に合わせるインテリアはシンプモダン。ホワイト系のフローリングにグレーのインテリアを合わせるなどモノトーンをベースに、小物でカラーアクセントを付けるおしゃれなコーディネートが多く見られます。

無機質になりがちなモダンテイストに木製家具を置くことによって、空間にぬくもり感じる心地よさが広がります。

手間暇かけて自分好みにDIY

北欧の住まいづくりはDIYが基本。定期的なメンテナンスやペンキ塗りなどは自分たちでやってしまいます。家の雰囲気を変えたいとなった時もまずは自分でDIYをし、うまくできなかった時に近所の職人さんに頼むそうです。

家具のメンテナンスも基本的には自分たちでやります。自分好みの家具や部屋を作って居心地の良い空間に仕上げていきます。

手間や時間がかかっても、自分好みにしたいという想いの強さが感じられます。また、その過程を楽しむというのもヒュッゲのひとつですよね。そうして愛着が深まったお気に入りの物たちに囲まれて暮らす日々はきっと心が満たされるに違いありません。

まとめ

いかがでしたか。デンマークのライフスタイルは特別ではない日常のあらゆることが自然とヒュッゲにつながっているように感じられます。

私たちもキャンドルを灯してゆっくりしてみたり、家にお花やグリーンを飾ってみたり、いつもより長くお風呂につかってリラックスしてみたり、インテリアの一部を変えてみたり...手軽に始められることがありそうですね。興味を持った方はぜひヒュッゲな暮らしを取り入れてみてください。

インターデコハウスでも人気の北欧デザインの家「Luonto(ルオント)」や「「Helmi(ヘルミ)」」については商品ラインナップでご案内しています。

北欧に興味を持たれた方はぜひご覧になってみてください。

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