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北欧家具

素材や色・柄で楽しむ北欧のインテリア小物

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日本でも人気のおしゃれでスタイリッシュな北欧インテリア。

カラフルでかわいい柄のインテリア小物。どちらもほっこりくつろげる北欧スタイルの部屋づくりに欠かせないアイテムです。

北欧スタイルのインテリアや小物のポイントをおさえておきましょう。

北欧インテリアと小物の特徴

北欧のインテリアは基本的に「シンプル&ナチュラル」。機能主義の考え方の影響を受けて、使いやすく合理的かつシンプルなデザインなのですが、ナチュラルな素材を取り入れているので、どこか温かみが感じられるのが特徴です。

また、インテリアの色合いは白やモノトーンをベースにすることが多く、そこにかわいい柄やビビッドな色を使ったデザイン性の高い小物をプラスして、空間にアクセントを効かせるのが北欧スタイルです。

冬の寒さが厳しく暗い時期が長い北欧の小物において、 "色"はとても重要な要素の一つです。日照時間が少なく、家で過ごす時間が長くなりがちな北欧では、カラフルな色や楽しいモチーフを上手に取り入れ、家の中を明るく楽しく快適に過ごせるようにしています。室内を北欧スタイルにコーディネートする場合、おしゃれにまとまるかどうかはこの色使いがポイントにもなります。

豊かな自然に囲まれた北欧では、物づくりにおいても自然を大切にしています。それはファブリックや食器類などインテリア小物のデザインにお花や葉っぱ、木などの有機的なモチーフが多く見られることからもわかります。木の家具との相性も抜群ですよね。

おしゃれな北欧スタイルに欠かせないインテリア小物をいくつか取り上げてみたいと思います。

アートのように楽しむファブリックパネル

北欧のファブリックはマリメッコ、アルテック、リサ・ラーソンなど日本でも人気のブランドが数多くあります。デザインが豊富で、色も鮮やかなものからシックなものまで幅広く、季節や気分によって模様替えして楽しむそうです。

カーテンやクッション、テーブルクロスなどでの使い方はもちろんですが、北欧ではファブリックをパネルに仕立て、アートのように飾って空間のアクセントとして楽しみます。フレームがない分、すっきりして見えますし、ファブリックの素材感も伝わります。

ファブリックパネルは価格が手頃な上、軽量で大きさも融通が利くので、飾る場所を選ばず、気軽に架け替えることができるのも魅力です。壁面の大きさによっては2連3連にしてみたり、カーテンやクッションなど他のファブリックの色や柄とのコーディネーションも楽しむことができます。

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収納用品に欠かせない白樺かご

フィンランドやスウェーデンの民芸品のひとつに白樺雑貨があります。コースターやオーナメント、アクセサリーなど、すべて職人の手によって丁寧に作られています。白樺の樹皮は初夏の限られた時期にしか採ることができず、貴重なものとなっています。

油分が多く耐久性に優れている白樺。その樹皮で作られた白樺かごは、しなやかでとても丈夫です。そして軽くて扱いやすいため、ベリーやきのこの収穫、サウナの薪を運ぶ道具として昔から使われてきました。使いこむほどに色艶に深みが増していき、長く愛用できるのも魅力のひとつです。

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ひとつだけ置くよりも、同じ素材の収納用品をいくつか揃えることで素朴な風合いの温かみが増し、とても心地よく落ち着ける空間になります。また、北欧デザインのファブリックとの相性も良いので、カバーをさりげなく被せておくだけで生活感がなくなり、より一層おしゃれ感が増します。

光のモビール、ヒンメリ

北欧では、太陽が復活する新しい年の始まりとして冬至を祝う習慣がありました。太陽と豊穣のシンボルとされた麦藁の装飾を祀ることで、その年の豊穣を祈願していたそうです。その冬至祭「ヨウル」の装飾品として作られていたのがヒンメリです。

八面体を基本形にし、麦藁の長さや組み合わせ方によって大きさや形に変化を持たせるのが特徴です。現在では、幸運のお守りとしてクリスマスや結婚式などの装飾品につかわれています。

大小さまざまなパーツの組み合わせでできた複雑な形と繊細なフォルム。天井や壁に映し出される影が幻想的な雰囲気を作り出して楽しませてくれます。また、入れ子状にして観葉植物と組み合わせることもできたりと空間をおしゃれに演出してくれるヒンメリは北欧インテリアアイテムとして人気です。

幸せを運ぶ馬、ダーラナホース

スウェーデン・ダーラナ地方発祥の伝統工芸品で、起源は400年前。木こりの人たちが仕事終わりに、余った木材で作ったことがきっかけで誕生したと言われています。次第に子どものおもちゃとして定着。1939年の万国博覧会をきっかけに「幸せを運んでくれる馬」として世界的に知られるようになりました。今では、結婚祝いや出産祝いなど、お祝い事のギフトとして贈られています。

ペイントは熟練の職人さんによって、ひとつひとつ手作業で描かれており、その技術は長い間受け継がれています。

木の素材と素朴なフォルム、手彫りのあたたかみのあるやさしい印象で、部屋に置くだけでほっこりと和ませてくれる北欧アイテムです。

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食卓を彩る北欧食器

お家で過ごす時間を心地よくするには毎日使う食器選びも重要です。少しでも明るい気持ちで過ごせるようにとデザインされた北欧食器は、シンプルかつ華やか。そして機能性や実用性も備えていて、飽きのこないのが魅力です。

フィンランドのブランド「アラビア」では、華やかな絵柄で料理を豪華に見栄えさせてくれる「パラティッシ」シリーズや、畳のような模様と淡いブルーでおにぎりでもサラダでも引き立たせてくれる「アベック」シリーズなどがあり、世界中から人気を集めています。

同じくフィンランドのガラス製品で有名なブランド「イッタラ」。1881年にフィンランド南西部のイッタラという小さな村に建てられたガラス工房がはじまりだそうです。毎日の生活に使いやすいようにと、シンプルながら機能性も追求した作りになっています。無鉛でできているのも特徴で、人にも環境にもやさしい製品です。

1932年に誕生した「アイノ・アアルト」シリーズは80年以上経った今でも世界中で愛される定番グラス。水の波紋のようなシンプルで美しいデザイン、収納時は重ねられるという優れものです。

あたたかい料理にぴったり、食事を楽しく彩る北欧食器。ホームパーティが多い北欧では食器を並べるだけでも素敵なおもてなしになりそうですね。

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まとめ

北欧のインテリア小物には日々の暮らしを心地よく楽しくしてくれるものがたくさん溢れていますね。多くの人を魅了し、世界中から愛される理由がわかります。私たちの暮らしにも、北欧インテリアのポイントをおさえて上手に小物を取り入れれば、ほっこり癒される北欧スタイルに近づけるかもしれませんね。

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北欧

北欧モダニズム建築の巨匠、アルヴァ・アアルト

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北欧建築様式のひとつに「北欧モダニズム」があります。第一次世界大戦期から1920年代にかけての「北欧古典主義」時代を経て、1930年頃から本格的に北欧にもたらされたモダニズム建築。機能主義の理念を取り入れつつ、そこに自由な表現で個性が加えられていきました。

北欧モダニズムには「自然とのつながりを大切にする」「異質な要素と対立せず融合していく」「気品ある優しさを優先する」といった特徴が見られます。

その北欧モダニズムの礎を築いたとされるのがフィンランドのアルヴァ・アアルト、スウェーデンのフィン・ユール、デンマークのアルネ・ヤコブセン。建築界の巨匠であるこの3人に共通するのは自然を愛し大切にし、その心地よさが感じられる建物や家具を作り上げてきたことです。その中の一人、アルヴァ・アアルトについて、代表作品と合わせてご紹介していきたいと思います。

モダニズムの父、アルヴァ・アアルト

アルヴァ・アアルトはモダニズム建築を語る上で欠かせないほど影響力のあった世界的に有名なフィンランドの建築家兼デザイナーです。建築はもちろんですが、都市計画や北欧インテリアに欠かせない名作家具まで手掛け、モダニズムの父とも呼ばれていました。

昨年2018年に生誕120周年を迎え、日本でも本格的な回顧展が行われたのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

アアルトは、自然の世界を讃えることでさらに人間味のある社会を創造できると信じ、フィンランドの豊かな自然から色や形のヒントを得ていたと言われています。そのため、アアルトのデザインには自然との調和や自然の有機的な形状を活かしたものが多く見られます。

また、特に光の設計にこだわりがあり、自然光と人工照明とのバランスについて研究を重ねていたそうです。

1935年には、奥様のアイノ・アアルトを含む3人のデザイナーたちと北欧を代表する家具ブランド「アルテック」を立ち上げました。

アアルトの家具には「アアルトレッグ」と呼ばれる曲げ技法が用いられています。これはフィンランドに多く自生する樺の木を活用するために開発されたもので、アアルトレッグによって強度のある安定した家具が作られるようになったそうです。

完成されたシックでモダンな造形美と自然のぬくもりが感じられる作品は、時代や国を超えて今なお広く愛され続けています。

アルヴァ・アアルトの代表的建築物

パイミオ・サナトリウム

結核患者のための療養施設で、アアルトの建築人生初期の傑作とも呼ばれる建物です。 医療施設の設計をしたことがなかったアアルトですが、自身が設計中に病院に入院した経験から、患者視点の療養所を建てることができたそうです。

入院患者の心を少しでも癒したいという想いで、バルコニーからは周りの静かな森の風景が見渡せるように設計されています。施設で使用する家具や照明器具、洗面陶器や扉の取っ手などもアアルトによって設計されました。

マイレア邸

1937年着工、39年に竣工。アアルトがクライアントのために建てた最初の作品で、20世紀住宅建築の傑作のひとつとされています。クライアントはアアルトが手がける家具ブランド「アルテック」の出資者であるグリクセン夫婦。

貴族階級の住宅に使われていた北欧的L字型デザインを取り入れ、プライベートな屋外空間にはプールとサウナ小屋を設けました。木立の間の白い箱のような家がモダンながらいかにも北欧らしいデザインで目を引きます。2階に並ぶ斜めになった窓も印象的です。

室内の大きな窓からは外の風景が楽しめます。また、居間とエントランスと食堂をゆるやかに分節する木製のルーバーがあり、階段もこの丸棒で覆われています。日本の竹をモチーフにしたそうで、アアルトは外の自然との繋がりを大切にし、室内にも森のイメージを取り入れたのです。窓から見える景色と見事に調和がとれ、外との繋がりが感じられる作りになっています。

また、細部の造形には竹や障子を採用したり、柱に藤を巻くなど日本の伝統建築の特色を活かしたデザインも見られます。扉は引き戸が多く活用されています。

自邸

ヘルシンキ都市部から少し離れた閑静で緑豊かな住宅地にある自邸は、奥様アイノ・アアルトとの共同作品で、1936年に建てられました。暮らしていた当時そのままに今も大切に保存されていますが、古臭さを感じさせないモダンな空間に、機能的で、シンプルで、美しい北欧の家らしい魅力が凝縮されています。

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白塗りのレンガとダークブラウンの木張りの壁でこじんまりとした佇まいです。間伐材などの安価な木材を使って建てられた典型的なフィンランドの家と言えます。暖かくなると這うように伸びた蔦に覆われ、まるで植物と一体化しているような印象を受けます。

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もともと自宅には製図デスクが並んだミニスタジオが併設されていました。アアルトの作業机もそのまま残っています。スタジオの屋根はハイサイドの窓から入る太陽の光を、くまなく室内に反射させるようにV字型になっているそうです。

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スタジオとリビングの間仕切りには、大きな木製の引き戸が使われています。そうすることで仕事場と生活の場の敷居をなくし、空間につながりを持たせていました。

木製の壁やインテリアで自然のぬくもりが感じられる室内は、大きな窓から見える外の景色ともよくなじみ、ほっと落ち着ける空間です。窓辺には観葉植物が並べられ、外の自然と中の暮らしの間に繋がりを持たせています。

自邸で使われていた家具や照明などもアアルト自身でデザインしたものがほとんど。存在感のある名作家具が揃ったリビングは、まさに北欧インテリアのお手本です。

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アトリエ

自邸から15分ほど歩いていくと、住宅街に真っ白な建物が現れます。自宅併設のミニスタジオが手狭になり、新たに建てられたアトリエです。室内も白を基調にしたデザインです。

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1階には、ミニ展示スペースと食堂があり、2階が作業場になります。手描きで製図していた当時の道具や、アアルト事務所が手がけたプロジェクトの展示・模型などを見ることができます。

アトリエにはさまざまなデザインのランプが垂れ下がっていたり、あらゆるデザインの椅子が置き並べられた、比較検討するための実験スペースもあります。

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製図室はミニスタジオの時と同じように傾斜のついた屋根で、窓から取り込んだ光を反射して手元を明るく照らす工夫がされています。ここにも光へのこだわりが見られますね。

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まとめ

ここでご紹介した以外にも、自国の木材をふんだんに使って自然とモダニズムをうまく融合させた教会や大学、図書館など多くの建築物が残されており、フィンランドの至るところで目にすることができます。

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北欧

北欧のライフスタイル「ヒュッゲ」のシンプルで心地よい暮らし

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北欧のライフスタイルを象徴する「HYGEE(ヒュッゲ)」という言葉を知っていますか?

ヒュッゲとはデンマークで寒く長い冬を快適に過ごすための知恵として古くから親しまれてきた文化の一つで、デンマーク人の時間の過ごし方や心の持ち方を表す言葉です。

心の底からリラックスしてほっとくつろげる心地よい時間だったり、そんな時間を過ごすことで生まれる幸福感や充実感だったり、暮らしを楽しむ姿勢などがこの言葉には含まれています。

ヒュッゲとは

この「ヒュッゲ」が今、欧米でも注目され、ブームになっているそうです。お金で手に入るものでも、誰かにつくってもらえるものでもなく、日々の暮らしの中で小さな幸せを見つけて楽しむ、大切にするというデンマーク発祥のライフスタイルとはどんなものでしょうか。

例えば...

  • 暖炉の火を囲いながら、ホットワインを飲んで家族と談笑する。
  • キャンドルを灯して食事を楽しむ。
  • 自宅でパンを焼いたり、ゆっくり料理をする。
  • こだわりのインテリアに囲まれて、静かに読書する。
  • 何もせずにゆっくり過ごす。

寒く厳しい冬の期間が長く、日照時間が短いデンマークでは必然的に家で過ごす時間が長くなります。だからこそ、その時間を心地よく快適に過ごすスタイルが生まれたのでしょうね。

私たちから見ると素敵な暮らしで憧れてしまいますが、デンマークの人にとってはまったく特別なことではなく、ごく当たり前の日常なのです。こうしたことも幸福度ランキングで上位にランクインする要因のひとつになっているように思います。

デンマークでは家族はもちろん、友人や隣人との繋がり、人との絆をとても大切にしています。そのため友人や近隣の人を招いてのホームパーティもよく開くそうですが、この時も飾らず、気取らず、素のまま。

ゲストも「お客様扱い」はせず、最初から一緒に料理をするのがふつう。お互いに気を遣わずに楽しめますね。

ヒュッゲな空間に欠かせないのがキャンドルです。デンマークはキャンドル消費率が世界1位の国でもあり、昼夜問わずにキャンドルを灯す習慣があります。食卓だけでなく玄関やリビング、寝室などでも使われており、生活の一部としてなくてはならないものになっています。

キャンドルには温かい雰囲気を演出してくれるだけでなく、マイナスイオンの発生や香りによって癒しを与えてくれます。キャンドルの炎を見ているととても心地よく感じるのはそのせいなんですね。

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シンプルでミニマムな暮らし

デンマーク人は余計な物を持たず、必要な物を必要な分だけ持つミニマリストです。それは不要なものを全て捨てるということではなく、自分が必要で大切だと思う物はたとえ古くなっても愛着を持って長く大切に使います。

家の広さは日本とほぼ変わりませんが、物が少ない分、スッキリしていて広く感じられます。 物が多いと整理整頓に時間がかかったり、必要なものを見つけるのに時間がかかったり、部屋を片付けなくちゃと思うことにストレスを感じてしまいますよね。

余計な物を持たずに物を減らすことで本当に大切なものがわかり、ストレスのない生活が送れる、そういう考え方が浸透しているようです。考え方もいたってシンプルです。

デンマーク人は家にいる時間が長く、家にいる時間を大切にしているので、家具へのこだわりは強いようです。特に自分にとっていちばんリラックスできる場所となる「マイチェア」へのこだわりは別格。

気に入った椅子を見つけてもすぐに購入するのではなく、何度も何度もお店に通い、長い時間をかけてじっくり選びます。家に置いた椅子をしっかりとイメージできてようやく購入に至るほど。

高い物であっても本当に必要な物にはお金をかけ、とても大切に長く使い、そして代々受け継いでいきます。

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無駄をなくし、自分が好きなものを選りすぐって暮らすことや、物に愛着を持ち、長く大切に使うことで心地よい空間や時間をつくっていく。物へのこだわりにもヒュッゲが感じられますね。

心地よい空間をつくる家具やインテリア

「家とは人が集い、人を招く場所」。だから家の中を心地よい空間にするための工夫がみられます。例えば窓。日照時間が短い北欧では、大きな窓は貴重な太陽の光を取り込むための大切な存在ですが、もう一つ、家の外と中をつなぐ役割もあるそうです。

外から中、中から外が見えるようにカーテンはなくていいと考える人が多く、外から見える窓辺には季節の植物やお気に入りの小物を飾ったり、子どもの工作を並べたりするそうですよ。

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デンマークの家具の特徴は機能的で心が落ち着く温かみのあるデザインです。また、シンプルで飽きのこないデザインでありながら、経年変化も楽しめる家具が多いのも特徴の一つです。木材資源に恵まれている北欧では、木製家具がマストアイテムです。

日照時間が少ないデンマークでは、部屋を明るく見せるため、フローリングや壁は明るい白色でまとめられていることが多いようです。そんな部屋に合わせるインテリアはシンプモダン。ホワイト系のフローリングにグレーのインテリアを合わせるなどモノトーンをベースに、小物でカラーアクセントを付けるおしゃれなコーディネートが多く見られます。

無機質になりがちなモダンテイストに木製家具を置くことによって、空間にぬくもり感じる心地よさが広がります。

手間暇かけて自分好みにDIY

北欧の住まいづくりはDIYが基本。定期的なメンテナンスやペンキ塗りなどは自分たちでやってしまいます。家の雰囲気を変えたいとなった時もまずは自分でDIYをし、うまくできなかった時に近所の職人さんに頼むそうです。

家具のメンテナンスも基本的には自分たちでやります。自分好みの家具や部屋を作って居心地の良い空間に仕上げていきます。

手間や時間がかかっても、自分好みにしたいという想いの強さが感じられます。また、その過程を楽しむというのもヒュッゲのひとつですよね。そうして愛着が深まったお気に入りの物たちに囲まれて暮らす日々はきっと心が満たされるに違いありません。

まとめ

いかがでしたか。デンマークのライフスタイルは特別ではない日常のあらゆることが自然とヒュッゲにつながっているように感じられます。

私たちもキャンドルを灯してゆっくりしてみたり、家にお花やグリーンを飾ってみたり、いつもより長くお風呂につかってリラックスしてみたり、インテリアの一部を変えてみたり...手軽に始められることがありそうですね。興味を持った方はぜひヒュッゲな暮らしを取り入れてみてください。

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北欧

幸福度の高い北欧諸国、その背景にある教育と子育て

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北欧文化の特徴の一つとして、幸福度の高さが注目されています。2018年3月に国連が発表した「世界幸福度ランキング」。それは「人口当たりGDP」「社会的支援」「平均寿命」「人生選択の自由度」「寛容さ」「社会の腐敗度」といった幸福度をはかる6項目を指標として、幸せの質を数値化しランキング付けしたものです。

順位を見てみると、1位フィンランド、2位ノルウェー、3位デンマークとなっており、北欧諸国が上位を占めているのがわかります。では、どうしてこれほどまでに北欧諸国の幸福度が高いのでしょうか?各国において諸事情は異なりますが、その理由として豊かな自然環境や充実した社会制度など、いくつかの共通点が挙げられます。

北欧諸国の幸福度が高いのはなぜ?

豊かな自然

「自然=癒し」というように、自然の中にいると澄んだおいしい空気が体を巡り、心が安らぎ、リラックスすることができます。自然の中では創造性や幸福度、集中力が上がるといった研究結果もあり、自然豊かな環境は北欧の国々の幸福度にも少なからず影響を与えていると考えられそうです。

医療費が無料

上位3位に挙がっているどの国も医療費は無料です。また、その医療サービスは世界水準的にも高く、特にデンマークやフィンランドは欧州の中でも優良と言われています。世界保健機関(WHO)欧州医療政策協力センターであるロンドン大学政治経済学部のあるグループが行った調査研究の中で、自国の医療に満足している人の割合1位がデンマーク(90%)、次いでフィンランド(86.4%)という結果も報告されています。

デンマークでは、すべての国民にかかりつけのホームドクターがいるそうで、病歴や家族、職業など知り尽くしているので信頼して診てもらえます。ホームドクターの存在が精神的な安心感にもつながっているんでしょうね。

学費が無料

小学校から大学院までの学費が無料で、誰でも平等に学ぶ機会が与えられています。例えば、会社勤めをしながらMBA取得や自己啓発のために大学院に行く場合でも学費はかかりません。一度社会に出てから、やりたいことや方向性が変わるなどして再度大学に入り直すとしても、経済的なコストが低いので積極的に動けますし、選択肢の幅も広がりますよね。

労働時間が短い

北欧の国では労働時間を法律で定められた上限時間より短い時間で終わらせている企業が多いようで、例えばノルウェーでは15時から16時には退社する場合がほとんど。17時には夫婦で夕食を作ったり、子どもと遊ぶなど家族が家に揃って一緒に過ごす時間を大切にしています。フィンランドでも一般的会社員の退社時間は16〜17時頃。きっちり8時間労働で残業もほぼなく、平日でも有意義に過ごせている人がとても多いそうです。

「モノ」に固執しない

ある取材で北欧の人たちに「何か欲しいものはありますか?」という質問をしたところ、その答えに物質的な「モノ」をあげる人がほとんどいなかったそうです。そのかわりに「家族の健康」や「友人など周りの人の成功」「子どもの安定した将来」などといった回答が多かったそうで、心の欲求を満たすのが「物質的価値」ではないということがわかります。

北欧は医療や教育にかかる費用が無料で手厚い社会制度が受けられる一方、国民が高い税金を納めていることでも知られています。

消費税25%、国民負担率70%という高負担でありながら、不満が出ないのは税金の使い道が不透明な日本と違い、とてもわかりやすく政治家への信頼も厚いからだそうです。国民が要望を言いやすく、その要望が政治に反映されやすい仕組みが整っているんですね。

上に「学費が無料で、誰でも平等に学ぶ機会が与えられている」と書きましたが、北欧諸国では子育てサポートも充実しており、出生率が高い傾向にあります。良い成績・受験が優位に立つ学歴社会とは異なり、"個"を尊重した「自分らしい生き方」が優先されているのも特徴的です。

幸福度ランキング上位2か国における教育と子育てについて注目してみたいと思います。

フィンランドの教育と子育て

質が高い「フィンランド教育」

フィンランドの子どもの学力は世界トップクラスであり、その教育の質の高さが注目されています。フィンランドでは、1クラスを20人程度の少人数にし、補修制度も導入、学力格差の少ない教育をしています。

図書館が充実しており、読書の量が世界一というのも学力向上に影響しているようです。「読書が趣味」という生徒の割合が41%にもなるそうです。また、教師の質も高く、修士号を取得した人しか教師になれません。

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夏休みが2カ月もあるため、年間の授業日数は190日と世界でもっとも少ないのですが、小学生ではテストや宿題はほとんどないそうです。それはテストや順位を競うために勉強することよりも、自分のために学ぶという姿勢が教育の根本にあるからです。休みにはしっかり休むことで勉強へのモチベーションも保たれているんですね。

世界一しあわせな子育てができる国

過去に「お母さんにやさしい国ランキング」や「男女格差ランキング」で上位となっているフィンランドは、子育て支援と男女共同参画社会の充実度の高さが世界的に認められています。女性のほとんどがフルタイムで働いていることからも子育て支援の手厚さがうかがえます。

まず、保育制度が充実しています。母親の就労有無に関わらず誰もが保育園に入れます。2015年からは、小学校入学前の就学前教育が義務化され、すべての子どもが遊びながら自由に学ぶカリキュラムを無料で受けられます。待機児童は存在しません。

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出産・子育てで特徴的なのが、どの自治体にもある「ネウボラ」という子育て支援制度で、妊娠から出産、そして子どもが6歳になるまで同じ人が切れ目なくサポートしてくれます。保健師や助産師などの子育てのプロが、一人一人に担当としてつき、定期的にじっくり面談を受けることができます。母親と子どもはもちろん、家族全体を支援してくれるのでとても心強い存在ですね。

出産した時に支給される「育児パッケージ」も魅力的です。北欧デザインのおしゃれなボックスには出産後の育児で必要な物品が50点も入っていて、ボックス自体がベビーベッドにもなるという優れものなのだそう。

フィンランドには「イクメン」という言葉はなく、父親が子育てするのは当たり前と受け止められています。「母親休業」はもちろんしっかり保障されていますが、それに加えて父親か母親、もしくは両方が取ることのできる育児休業として「親休業」というものが別で用意されています。さらに父親休業というものもあり、取得率は約8割にもなるそうです。

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ノルウェーの教育と子育て

学歴よりも自主性を尊重した教育

ノルウェーの教育では「18歳の自立」が基盤となっていることが特徴です。大学までは授業料は無料、義務教育の間は教科書からノート類まで一切費用がかかりません。子どもたちは地域の公立校に通います。一人ひとりの個性が大事にされ、「自信」(生きる力)を身につけていきます。少人数教育なのはフィンランドと同じようです。

子どもの頃から自主性を尊重し、良い成績をとるよりも「自分らしい生き方を見つける」ことのほうが優先されています。夏休みは2カ月半近くと長期になりますが、こちらも宿題はないそうです。

18歳で高校を卒業し、成人すると親の家を離れていきます。ノルウェーは徹底した平等と個人主義の国なので、妻は夫に依存せず、大人はそれぞれが経済的に独立しています。そのため、子どもも親からできるだけ早く独立しようという考えがあります。

独立後は自分のやりたいことを自分で決め、大学へ進学したり、仕事に就いたりと目的をもって先に進んでいきます。それに対し親は子どもの人生に口を出さず、お金も出さないそうです。

子どもの権利を最優先

ノルウェーは独立が早く、自立心旺盛な国ですが、それは子どもに対しても同じで、「子どもの権利を最優先する国」と言われています。子どもを一人の人として尊重し、怒鳴りつけたり、「こうすべき」という押し付けた接し方もしません。日本で言う「しつけ」という考え方がなく、「それぞれの子が、そのままでいい」というのが基本的考え方になっています。

育児休業制度が充実

ノルウェーの高い出生率を支えているのが、充実した育休制度です。妊娠・出産を理由に仕事を辞める人はほとんどいません。育休後には男女関係なく同じ職場の同じポジションに復帰できるよう法律で定められています。

特筆すべきは、父親の育児休暇制度が義務付けられていることです。夫婦合わせて最大54週取得可能ですが、このうち最低12週間は父親がとらなければいけないことになっています。育児休暇は子どもが3歳になるまでの間、好きなときに好きなように分けて取得可能なのも魅力です。

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また、復職後の制度も整っており、12歳以下の子どもを持つ労働者には年間10日間の「子ども疾病休暇」が認められています。子どもが3人以上いる場合には15日に拡大され、給与は100%支給されます。

ノルウェーでは保育園を「就学前の幼児教育の場」と位置づけて、希望すれば誰でも保育園に入れます。フィンランド同様、待機児童はいません。

これだけ子育て支援制度が充実している国であれば母親の不安やストレスも少ないでしょうし、出生率が高いのもうなづけますね。

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はじめの一歩コラム 北欧

北欧フィンランドに観る、情緒溢れる歴史的街並み

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北欧の国の一つ、フィンランドに行くと長い歴史の中でつくられてきた様々な様式の建築物や美しい街並みを観ることができます。そんなフィンランドについて日本との関係や自然豊かな風土、歴史などと合わせてご紹介していきたいと思います。

フィンランドと日本は今年2019年に外交関係樹立100周年を迎えます。3月にはフィンランド生まれの人気キャラクター「ムーミン」を題材にした日本初のテーマパーク「Metsa(メッツァ)」が埼玉県飯能市にオープンするなどまだまだ注目を浴びそうです。

フィンランドと日本

「フィンランドってどんな国?」あまりよく知らない方もいると思いますが、実は日本との共通点が意外と多く、知るときっと親近感が持てます。

家の中で靴を脱ぐ

欧米では家の中でも靴を履いているイメージですが、フィンランドでは玄関で靴を脱ぐのが普通。ただ、玄関ドアから廊下まで段差はなく平らなので、日本の家のように靴を脱ぐ場所ははっきりしていなく玄関入ってすぐのコートをかける場所の下に置いたりするそうです。

自宅にサウナ

日本の各家庭にお風呂があるように、フィンランドでは各家庭でサウナ室を持っています。毎日ではなくても、週に何度か入浴を楽しむそうで、日本と同様にライフスタイルの一部となっているようです。

言葉の発音

海外では難しいと思われている日本語ですが、フィンランド語は発音がとても似ていて聞き取りやすく話しやすいです。また、文字通りそのまま読めるので日本人には理解しやすい言語になります。

性格

フィンランド人は目立ちたがらない性格で控えめです。シャイで人見知りな点も日本人と共通しています。礼儀正しく、時間や約束をきちんと守る国民性も似ていますね。

どうですか?

共通点が見つかると、少し距離が近づいたように感じませんか?

フィンランドと日本、一見遠いようにも感じますが、実は物理的距離も意外と近く、直行便を利用すると、「日本から一番近いヨーロッパの国」なんです。成田国際空港・中部国際空港・関西国際空港とヘルシンキ国際空港との間に直行便が発着していて、首都のヘルシンキまでは約9時間半ほどで行けてしまいます。

一方、フィンランドでも日本の漫画やアニメが親しまれるなど、親日家の方が多く見受けられます。

自然豊かなフィンランドの風土

フィンランドは緯度60度と70度の間に位置する欧州最北端の国。国土面積は33万平方キロメートルほどで日本の九州8県を除いた面積とほぼ同じです。国土の3分の1が北極圏に属するため冬は長く寒い時期が続きますが、ノルウェー沿岸を流れる暖流のおかげで、同緯度のほかの地域と比べると比較的穏やかな気候です。

「森と湖の国」と呼ばれるフィンランド。国土の約10%は水域で、湖の数はどの国よりも多く約19万もあり、水道水は高質で新鮮なためそのまま飲むことが出来るそうです。また、森の面積も2000万ヘクタールと国土の約3分の2に及び、欧州一の森林国となっています。国土を占める森林率も日本とほぼ同じです。

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四季も比較的はっきりしており、夏には太陽が沈まない「白夜」が1カ月以上続いたり、 冬には天空に幻想的なオーロラが現れます。フィンランドは世界有数のオーロラ観賞スポットとして観光客にも人気を集めていますよね。

こんなにも自然豊かなフィンランドでは、「自然享受権」という自然の恵みを誰もが楽しむ権利が法律で認められているほどです。それだけ自然が生活の一部として慣れ親しまれてきました。自然との共存は文化をはじめ、ものづくりの発想や創造にも大きな影響を与えており、現代の北欧デザインにもつながっています。

フィンランドの歴史と建築

800年以上の歴史を持つフィンランドの建築は、国境が隣り合うスウェーデンとロシアからの影響を強く受けています。

スウェーデンに支配されたのは1155年、スウェーデン王エリック9世により「十字軍」が侵入したのを機に、それから650年にもわたって支配下におかれました。

1260年頃には要塞としてハメーンリンナにハミ城が、1280年にはバルト帝国を維持するのに重要な役割を果たしたトゥルク城が建設されました。1200年代に造られたフィンランド最古の都市トゥルクは首都がヘルシンキに遷都するまで栄えました。

1300年に建てられたトゥルク大聖堂は今なおスウェーデン統治時代の面影を残して建っています。ヘルシンキ屈指の世界遺産である海上要塞スオメンリンナはスウェーデン時代を代表する建築でもあります。

1709年にスウェーデンとロシア間で戦争が起こり、ロシア軍が勝利。その後フィンランド東部がロシアに割譲され、1808年のフィンランド戦争によりフィンランド全域が割譲されました。

ヘルシンキのシンボルであるヘルシンキ大聖堂はロシア帝国統治時代の1830年から1852年にわたって建設されたものです。1868年に建築されたウスペンスキ寺院はビザンティン・ロシアスタイルの建築様式が見られる西ヨーロッパ東方正教最大の教会です。

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1917年、ロシア革命の後、フィンランドはロシアからの独立を宣言。1919年に現在のフィンランド共和国となりました。1920年頃になると、古典主義建築様式に北欧、ドイツ、イタリアなどの要素が加わった北欧古典主義建築が現れます。1931年に完成したフィンランド国会はこの建築スタイルの石造建築を代表するものです。

このようにフィンランドには歴史的背景を色濃く反映した数々の建築物が残っています。

フィンランドの木造建築~伝統的な建築と街並み

ヨーロッパと聞くと石造りの建造物をイメージする人が多いかもしれませんが、欧州一の森林国であるフィンランドでは、前世紀まで建物のほとんどが木造でした。田舎の方に行くと今でも街の建物すべてが木造建築の地域もあります。

そんな歴史ある木造建築の街並みが見られる場所をいくつかご紹介します。

ヘルシンキ

首都ヘルシンキはデザインや建築、カルチャーやショッピングなどが楽しめる、主な観光地がコンパクトにまとまった活気あふれる海辺の街で、大きな公園や森、湖、島など自然にも囲まれています。

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ヘルシンキには、前述のようにフィンランドがかつてスウェーデンとロシアそれぞれの大国に統治されていた時代を代表する様々な様式やスタイルの建築物が存在しています。そんな伝統的建築物が建ち並ぶ街並みが見られるのも魅力の一つです。

ヘルシンキ市内の「カピュラ地区」は、緑豊かな中にかわいい色合いの外観がなじむ木造2階建てが並ぶ住宅街です。この地区は1900年前半、第一次世界大戦後の混乱期に住宅の供給の必要性に迫られて建設されました。

ヘルシンキの中心地に最も近い「ヴァッリラ地区」は築100年以上経つ北欧古典主義スタイルの木造建築が並ぶ街。ここは当時、近くにある陶器ブランド『アラビア』の工場で働く従業員のための住居が建設されたのがはじまりだそうです。この地区にある「ヴァッリラ図書館」はフィンランドの著名な建築家ユハ・レイヴィスカが設計したものです。

トゥルク

フィンランドの南西に位置するトゥルクは、かつて首都として栄えた歴史ある古都でフィンランド最古の街。

トゥルクにはかつて重要な軍事要塞であったフィンランド最古のお城「トゥルク城」や100mの塔を持つフィンランド最古の教会「トゥルク大聖堂」、フィンランドの伝統的建築物や文化、手工芸などについて展示している野外博物館「ルオスタリンマキ手工芸博物館」といった歴史的観光スポットがあり、隣国スウェーデンの影響を直に受けた美しい街並みが今も顕在しています。

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またトゥルクの街の中心を流れるアウラ川の西にあるポルッツァには、狭い石畳の道に歴史ある木造住宅が並んでおり、フィンランドで一番美しい木造建築地区となっています。

ポルヴォー旧市街

ヘルシンキからバスで約1時間ほど東に向かうと、川沿いに建ち並ぶ赤い木造倉庫群と丘の上に立つ白壁の大聖堂が象徴的な街ポルヴォーが見えてきます。

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旧市街の一角には現在も美しい街並みが保存されており、フィンランドで2番目に古い街と言われています。14世紀初めに建てられた「ポルヴォー大聖堂」は、白い塗り壁に深くかぶさる切妻屋根が印象的な街のシンボル。

ゆるやかな石畳の坂道はどこを上っても、この大聖堂へとたどり着くようになっていて、その道沿いには自由な色のペンキで壁や窓枠が塗られた民家や商店など低層の木造家屋が建ち並んでいます。民家の窓にディスプレイされたかわいらしいオブジェやキャンドルなども見ることができ、カラフルで個性豊かな街並みを楽しむことができます。

また、近年は木造家屋を使った雑貨屋やカフェなどが増えており、街並みの魅力も相まって女性からの人気が高まっています。

大聖堂と並んでポルヴォーの象徴的風景に挙げられる赤壁の木造倉庫群。ポルヴォーは歴史的に貿易の要衡として、川沿いのこの倉庫に遠い国々から輸入されてきた商品や香辛料などが貯蔵されていました。川沿いの建物が赤く塗られているのは、当時のスウェーデン王グスタフ三世に敬意を示すためだったと言われています。

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ラウマ旧市街

フィンランドの穴場観光地と言われるラウマは西南岸に位置する人口わずか4万人の小さな町です。フィンランドではトゥルク、ポルヴォーに次いで三番目に古い町で、その中でも木造建築が並ぶ中心地をラウマ旧市街と呼び、1991年には世界遺産(文化遺産)として登録されました。

今も建ち並ぶ約600軒ほどの木造家屋のほとんどが18世紀に建てられたルネサンス様式で、すべてデザインは異なります。カラフルでありながら統一感のある、調和のとれた美しい街並みは北欧諸国最大規模の木造建築群です。ただ、現存する建物の大半は過去数百年の間に幾度も火災に遭いながら、災害後に忠実に再建されたものです。

ラウマ旧市街の中でひと際目を引き、世界遺産を代表する建物が「聖十字架教会」です。15世紀末に建てられた元フランシスコ修道院で、その外観は石と木の調和がとれた美しいものです。特にタールを塗った木の屋根瓦が美しく目を引きます。内部の天井には16世紀初頭のフレスコ画がほぼ完全な状態で残っています。

「マレラ・ハウス」は船主が3世代に渡って住んでいた木造家屋。没落後はオークションで買い取られ、その後最終的にはフィンランド政府が買い取り、現在は博物館として一般公開されています。建物内には実際に使用されていた豪華な調度品などがそのまま残っており、当時の暮らしぶりを見ることができます。

ラウマ旧市街の中心にあるマーケット広場には、現在ラウマ博物館として利用されている「旧市庁舎」が建っています。18世紀に建てられた世界遺産の木造建築物で1階はレース博物館になっています。

ここで紹介したのは一部で、このほかにもまだ木造建築が見られる場所はあります。豊かな自然と歴史ある建築物、美しい街並み、魅力たっぷりのフィンランドに一度は訪れてみたいですね。

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